おいしいものはここにある福岡の酒屋「ほしくま酒店」 TEL:092-865-3343
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2022 Domaine Joannès VIOLOT-GUILLEMARD Pommard 1er Cru Epenots (ジョアネス ヴィオロ ギィマール)
31,500円(税2,864円)
315 ポイント還元
2022 Domaine Joannès VIOLOT-GUILLEMARD Pommard 1er Cru Epenots (ジョアネス ヴィオロ ギィマール)
31,500円(税2,864円)
315 ポイント還元


スモーキーなベリー系果実にポプリやオレンジピール、ピオニーの華やかな香りが調和したエレガントなアロマが特徴です。口に含むとミディアムからフルボディのしなやかでベルベットのような舌触りで、酸がいきいきとしてバランスが良く、非常に洗練されたタンニンが感じられます。フィニッシュにはフローラルな風味が長く残り、ストロベリーやラズベリーなど新鮮な赤系果実のピュアな味わいが前面に広がります。背後にはホワイトペッパーのようなスパイスと溶け込んだ上質な渋みがあり、全体的にみずみずしくも奥行きのある味わいです。余韻にかけては密度が高くパワフルな一面も垣間見せ、砂埃を含んだような大地のニュアンスと長い後味が印象的です。現時点でも魅力的ですが真価を発揮するには時間を要するタイプで、飲み頃は2030年以降、さらに7年以上の熟成ポテンシャルがあると見られています
。上品さと力強さを兼ね備えているため、赤身肉のローストや濃厚なソースを添えた肉料理、熟成チーズなどと合わせるのがおすすめです。
評価:
ワイン・アドヴォケイト(William Kelley):92〜93点。
インサイドバーガンディ(Jasper Morris MW):91〜94点
バーガウンド(Allen Meadows):92点。
畑の特徴:
「レ・エプノ」はポマール村北東部に位置し、ボーヌの特級畑に隣接する一級畑です。リュジアンと並んでポマールでも最も著名なクリマの一つで、将来的にグラン・クリュへの昇格も検討されている銘醸地です。畑名の“エプノ (Epenots)”はフランス語で茨の茂る土地を意味し、17世紀にこの地を開墾した領主に由来するとも伝えられています。南東向きの緩やかな麓に広がる肥沃な扇状地で、粘土と石灰質マールを含む土壌から力強さとフィネスを兼ね備えたブドウが育まれます。平均樹齢70年にも達する古木が植えられており、ポマールの中でも特にエレガントでシルキーなワインを生み出すテロワールとして高く評価されています。
栽培・醸造方法:
ドメーヌではエプノの畑も有機栽培で管理されており、生育期のグリーンワーク(不要芽の除去やリーフプル、低農薬)を徹底することで健全な果実を得ています。収穫は全て手摘みで小箱を用いて丁寧に行い、潰れた果粒や不良果を選果してから醸造に回します。発酵は基本的に全房発酵で行われ、木製開放タンク内で5〜6日間の低温浸漬を経て野生酵母により10日ほどアルコール発酵を進めます。発酵温度は自然に上昇させ最大32〜34℃に達し、その後20℃前後まで下がるまで数日間のマセラシオンを行います。醸し期間中は櫂入れやルモンタージュ(液循環)も必要最低限に留め、ブドウ品種とテロワールの繊細さを引き出すよう心掛けています。圧搾には伝統的な垂直式プレス機を使用し、フリーランと圧搾果汁をきき酒しながら厳密に区分します。その後フレンチオーク樽で約18ヶ月の熟成に移り、新樽率は低めで約半分程度に抑えられます。熟成中は秋までに一度澱引きを行うのみで静置し、清澄やフィルターは行わず瓶詰めされます。全房発酵由来のストロベリーや花の芳香が引き立ち、ポマールの持つ剛胆さに洗練された酸味とシルクのようなタンニンを与える醸造スタイルがとられています。