情け嶋 麦冠(ばっかん) 1800ml
2,629円(税239円)
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東京発・南国生まれの麦焼酎「麦冠 情け嶋」に酔う
八丈島という東京から約300�卞遒防發�ぶ島をご存知でしょうか。その島の名は古い民謡にも歌われています。「沖で見たときゃ鬼島とみたが、来てみりゃ八丈は情け嶋」——遠くからは荒々しく見えた島も、上陸してみれば人情味あふれる優しい島だった、というこの一節が示すように、八丈島は豊かな自然と温かな文化に恵まれた“情けの島”です。そんな八丈島で生まれ、焼酎好きの間で密かな注目を集める逸品が「麦冠 情け嶋」（ばっかん なさけしま）。南国情緒あふれる離島から届けられるこの麦焼酎は、一体どんな物語と魅力を秘めているのでしょうか。 八丈島の雄大な自然に抱かれた酒蔵・八丈興発株式会社が手がける「麦冠 情け嶋」。昭和22年創業の八丈興発は、九州・鹿児島から1853年に伝わった蒸留技術を礎に独自の焼酎文化を育んだ伊豆諸島で、最も新しい酒蔵として挑戦を続けています。島内にはいくつもの焼酎蔵がありますが、戦後に設立された八丈興発は伝統の技と最新設備を融合し、八丈島ならではの焼酎造りに情熱を注いできました。平成以降も進化を重ねたその情熱は、近年ついに国からの**「東京島酒」GI（地理的表示）認定という形で実を結びます。八丈島を含む伊豆諸島産の焼酎が2024年に「東京島酒」として地理的表示を得たことで、島酒の品質と伝統が国のお墨付きを得たのです。八丈興発の焼酎「情け嶋」シリーズはまさにこのGI指定第一号であり、島が誇る銘酒として全国に羽ばたいています。
麦冠情け嶋誕生の背景：島で生まれた冠たる麦焼酎
八丈興発が生み出す焼酎の看板銘柄といえば、まずはフルーティーな香りで飲みやすい麦焼酎「情け嶋」。その名は先述の民謡にちなみ、島の“情け（思いやり）”の心を大切にしようとの願いから付けられました。一方、「麦冠 情け嶋」は2007年に初登場した新たな挑戦作です。名前に冠された「麦冠（ばっかん）」とは、“日本一の麦焼酎をこの八丈島で造る”という熱い想いに由来しています。つまり「麦冠 情け嶋」とは、「麦焼酎で日本の頂点（冠）を目指す情け嶋」という決意の表明。その名に負けぬよう、八丈興発の杜氏たちは原料選びから仕込みまで並々ならぬこだわりを注ぎ込みました。 原料には厳選された大麦が使用されており、麹にも国産の麦を贅沢に用いています。仕込みのもろみ発酵は低温管理でゆっくりと行われ、あえて冷却機を使わず自然のまま発酵温度を保つことで、麦そのものが持つ甘みをじっくり引き出しているのです。蒸留は常圧蒸留という昔ながらの方法を採用。減圧蒸留による軽快な風味ではなく、常圧でどっしりと旨みを引き出す酒質設計としました。蒸留後のろ過にも工夫があり、余分な雑味だけを取り除きながら麦の香ばしさと甘みを最大限に残しています。こうした手間暇を惜しまぬ造りによって、「麦冠 情け嶋」は深いコクがありながらクリアな味わいを実現しているのです。
香ばしさと甘みが織りなす唯一無二の味わい
グラスに注げば、ふわりと立ちのぼる香りに思わず笑みがこぼれるはず。「麦冠 情け嶋」の香りは、まるで麦チョコのように香ばしく甘いと評されます。ローストした麦を思わせる芳ばしいフレーバーに、穀物由来のたっぷりとした旨み。その味わいは「飲みごたえがありながら、角の取れた優しく丸みのある余韻が心地よい」です。一口含めば、香ばしい麦の風味が口中に広がり、後味にはほんのりとした甘みが舌に残る——まさにコクとキレが調和した絶妙なバランスです。 この芳醇な味わいは、他の麦焼酎と一線を画す個性でもあります。一般的な麦焼酎というと軽やかで淡麗なタイプも多い中、「麦冠 情け嶋」はあえて力強いコクを追求しました。とはいえ苦味や雑味は感じさせず、むしろ穏やかな甘みが余韻として残るため食中酒にも最適です。実際、蒸留・ろ過の工夫によりビターな後味を抑え込んでいるので、焼き鳥のような香ばしい料理とは抜群の相性を見せます。麦の香ばしさとほのかな甘みが料理の旨みを引き立て、食中でも飲み飽きしない万能選手なのです。こうした“余韻の甘み”を味わいの核に据えた酒質は近年のトレンドにも合致しており、まさに今の時代が求める麦焼酎と言えるでしょう。
島流のおいしい飲み方提案
麦冠 情け嶋は、その魅力を様々な飲み方で楽しむことができます。焼酎好きの方なら、自分好みのスタイルをぜひ見つけてみてください。ここではいくつかおすすめの飲み方をご提案します。
ロック：氷を浮かべてじっくりと。芳醇な香りとコクをダイレクトに感じられる贅沢な飲み方です。キリッと冷やされた液体が口に含まれると、麦の甘香ばしさが一層際立ちます。ゆっくり溶ける氷とともに味の変化を楽しめるのもロックならではの醍醐味でしょう。
水割り（島流スタイル）：八丈島では焼酎を水で割って飲むのが主流です。グラスに焼酎と軟水を好みの比率（おすすめは焼酎1：水1〜1.5）で注ぎ、少し時間を置いて馴染ませれば完成。まろやかで優しい口当たりになり、食事と合わせてもスッと喉を通ります。島の空気を感じるようなリラックスした飲み心地で、ついつい杯が進むことでしょう。
お湯割り：寒い夜やほっと一息つきたい時にはお湯割りがおすすめ。焼酎を先に注ぎ、後から約60℃のお湯を加えると、湯気とともに甘い香りがふわっと立ち上ります。口に含むと甘みが一段とふくらみ、体の芯から温まるような優しい味わいになります。麦冠 情け嶋の持つ余韻の甘さを最大限に引き出す飲み方と言えるでしょう。
炭酸割り（麦焼酎ハイボール）：暑い季節や食欲がない時でも爽快に飲めるのが炭酸割り。グラスにたっぷりの氷と焼酎を注ぎ、炭酸水でゆっくり満たせば完成です。シュワシュワ弾ける泡が麦の香ばしさを爽やかに運び、喉越しはスッキリ。それでいて麦冠 情け嶋ならではのコクはしっかり感じられるので、物足りなさは皆無です。食中の一杯や食後のリフレッシュにも最適なアレンジでしょう。
魅力と贈り物にも喜ばれる理由
「麦冠 情け嶋」は八丈島内でも限られた生産量しかない限定流通品です。その生産量はごくわずかで、蔵元の意向により取扱店も選ばれ,ネット販売不可の為、入手できる店はそう多くありません。まさに知る人ぞ知る“島の秘蔵焼酎”と言っても過言ではないでしょう。希少性ゆえにコレクター心をくすぐるのはもちろんですが、それ以上に魅力的なのは品質の確かさです。実はこの麦冠 情け嶋、プロの酒販店が選ぶコンペティション「酒屋が選ぶ焼酎大賞」の麦焼酎部門で2024年・2025年と連続して大賞に輝いているのです。全国津々浦々の名だたる麦焼酎を押しのけてトップに選ばれたその事実は、この焼酎がいかに完成度の高い一本であるかを雄弁に物語っています。 さらに、黄八丈柄のラベルにも注目です。黄八丈（きはちじょう）とは八丈島伝統の織物で、生糸を島の植物で染め上げた黄・橙・黒の縞模様が特徴的な高級絹織物です。麦冠 情け嶋のボトルはその黄八丈をイメージした黄色いラベルで彩られており、一目で南の島の陽光を思わせる華やかさがあります。
※ネット販売不可の為、在庫の有無はメールにてお問合せください。
