Thorne & Daughters Copper Pot Pinot Noir 2023（ソーン＆ドーターズ コッパー ポット ピノ ノワール）
3,400円(税309円)
34
ポイント還元
Thorne & Daughters Copper Pot Pinot Noir 2023（ソーン＆ドーターズ コッパー ポット ピノ ノワール）
3,400円(税309円)
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ワイナリー背景: 2012年にジョン・セッコム（John Seccombe）氏と妻タシャによって設立された南アフリカのガレージワイナリーです。名前は彼らの二人の娘にちなみ、「娘たち（Daughters）とともに育むワイン」を意味します。西ケープ州各地の古樹ブドウやユニークな品種を組み合わせ、「伝統的な手法にモダンなエッジを加える」アプローチで知られます。人為的な操作を極力排し、ブドウ本来の物語を語るシンプルかつ丁寧な醸造哲学を掲げています。
生産地・ブドウ: 南アフリカ。西ケープ州の海岸沿い冷涼エリア（ケープ南海岸/Cape South Coast）に属するオーバーベルグやヘメル・アン・アーデのピノ・ノワールを中心に使用しています。5つの畑からブドウを調達し、土壌は粘土・シェール土壌や砂岩質、石英質など多様。比較的若い樹（樹齢4〜9年）からの果実ですが、冷涼産地のため酸が保たれエレガントな果実が得られます。
醸造方法: 手摘み収穫したピノ・ノワールを小さな開放槽で自然発酵させています。区画や成熟度に応じて全房発酵の比率を0〜100%まで変化させ（平均40%程度全房）、ワインに自然なストラクチャーと複雑さを与えています。抽出は極めて穏やかに行い、軽いポンピングオーバーと手作業のピジャージュで優しく色味と味わいを引き出します。30〜40日の長めの醸し期間後、ごく柔らかくプレスし、4〜8年使用の古樽（小樽228L）で9ヶ月熟成。無清澄・ごく軽いろ過で瓶詰めし、SO₂添加も極少量に抑えています。全体として自然派に近いアプローチでありながら、安定性にも配慮した造りです。
テイスティングコメント: 香りは桑の実（マルベリー）やクランベリーなど赤系果実、ローズヒップのような華やかなトーンに、ハーブや僅かなスパイス木香が層を成すと評されています。口に含むと細かなタンニンが感じられ、豊かな果実味の中にプラムや赤スグリ、ブラッドオレンジの風味が混ざり合います。全体に滑らかな質感ながらもドライでスパイシーな余韻が長く続き、洗練されたピノ・ノワールの味わいを楽しめます。
